足のこと。

突然ですが、特発性尖足(せんそく)歩行という病気をご存知でしょうか。

特発性尖足歩行とは、とても稀な病気ですが、簡単に言えばアキレス腱が収縮してしまって、かかとをつくことが出来ず、つま先でしか歩けない状態になる病気です。

尖足歩行については、神経疾患や筋肉疾患でそのような状態になる人もいるのですが、
基本的に健康体で、ただただ、かかとを地面につくことがとても困難な状態である場合には、特発性尖足歩行が疑われます。

軽度であればマッサージやリハビリで治ることもありますが、酷い場合は手術になるそうです。

 

なぜ、そんな稀な病気について話をしたかというと

実は私もかかとを床につけられずにずっと悩んでいたからです。

 

小さい頃からずっとかかとが地面につけられず、どんなにストレッチしても痛いだけでほとんど治りませんでした。
それでもなんとか意識すればかかとをつけて立つことができるようにはなったのですが、それ以上の角度に足首を曲げることは不可能でした。

一生懸命頑張って90度いくかいかないか…
かかとをつけて腰を落とすなど、夢のまた夢です…

こんなふうに足首が硬い原因も分からず、人並みの姿勢がとれないことを辛く思うこともありました。

 

ただ、この症状、普通の生活ではほとんど支障がでません。

小さい頃からつま先立ち歩きなので、全てがその状態で立ち、歩き、走っており、それでバランスがとれるよう骨も筋肉も調整されてしまっているのです。
なので、私にとってはそれが普通なのです。
普通にしている分には、痛いわけでも動けないわけでもないし、極端に疲れるということもありません。

つま先立ちで歩いていると目立ってしまうこともありますが、女性であれば、ヒールの靴を履くという手があります。
私もよくヒールの靴を好んで履いていました。
目立たない上、その方が楽に歩けるのです。

そうやって、なんとかやり過ごしておりました。

 

では、どうして今になってこのことに注目するようになったかというと…
海に潜るというスポーツを始めたからです。

おそらくどのスポーツもそうだと思うのですが、きちんとしたパフォーマンスをしたかったら、まずは正しく立てることがとても大切だと思います。

もっと上手になりたいと思った時、尖足歩行でバランスを歪めてしまった骨と、筋力と、柔軟性では、私の目指す綺麗な泳ぎは出来ない、そう思ったのです。

目指すは”普通”に立つこと。正しく立てるようになること。

そうして、私のイタイイタイ整体との付き合いが始まったのです(><)

整体の話はまた今度〜。

ではでは。

 

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