大度海岸(20190615)

大度海岸(ジョン万ビーチ)でシュノーケリング中、サメに遭遇!(沖縄県糸満市)

久しぶりに良い天気!
海に入りたい!
でも北西の風が強い!

西海岸は荒れててとても入れそうになかったので、南部の大度海岸に行ってみました。
そして事件が起こりました。

リーフエッジで砕ける波がいつも以上に激しかったです。
サーファーさんがたくさんいました。

右の水路のところか、中央のリーフの切れ目のところなら、かろうじてアウトリーフに出られそうだったので、中央から出ることにしました。

ウエットに着替えて準備していると、インリーフでシュノーケリングしていたらしい2人組が声をかけて来てくれました。
どうやらカメに会ったそうです。

インリーフでカメに会うなんて珍しいな〜なんて思いながらも、
「探してみます」
と言って別れました。

実際にエントリーしてみると、思った以上に透明度が悪かったです。
3〜5mくらいでしょうか。
「この透明度でよくカメを見つけられたな…」
なんて思いながら、結局カメに出会うことなくアウトに出ました。

アウトは比較的透明度も良く、20mくらいは見えていました。
ただ、水がとても冷たかったです。

インは26〜27度あったのに、アウトは24度しかありませんでした。
岸から海に向かって強い風が吹いている時は、深い水深の冷たい水が表層に上がってくるので、そのせいだと思います。

500mくらい沖に出たところでしばらくフィンワークの練習をしました。

30分くらい練習をして、さて帰るか、と思ったところでキビナゴの群れに遭遇しました。

この時期キビナゴの群れは珍しくないですが、なんかやたら固まってるなって思いました。
ちょっと違和感を感じつつもしばらくキビナゴと戯れていました。

ふと岸側に目をやると、20mくらい先、水面付近に巨大な影が見えました。
とても機敏にジグザグに動いていたので、一瞬マグロか何かかと思ったのですが、それにしては大き過ぎます。
そして何よりシルエットが…。
すぐにサメだと認識できました。
3〜4m級です。

目を離さないようにゆっくり後退していると、今度は右手側の水面にも巨大な魚影が…。
こっちの方が近くて10mくらいしか離れていません。
同じく3〜4m級のサメです。

しかも明らかに狩の真っ最中って感じの機敏な動をしています。
それを見て軽くパニックになってしまいました。

恐怖を悟られると危険だと言われているので、
「落ち着かなきゃ」
と思って何度か深呼吸しました。

慌てないようにゆっくりと、でも急いで、インリーフまで戻って来ました。
エキジットするまで震えは止まりませんでした。

大度海岸は数年前にSUPサーファーがイタチザメに襲われたというニュースがありました。
でも今回出会ったのは、フォルムからしてイタチ系ではなくメジロ系なのは間違いないと思います。

また、ここではよくネムリブカ(ホワイトチップシャーク)に出会うのですが、今回のは明らかに形もサイズも違いました。

今回は、

・波が高い。
・水温が低い。
・カメがインリーフにいる。
・キビナゴが固まっている。

など、今になって思えば、いつもと違うポイントがいくつもありました。
それがすぐにサメと結びつくかと言えばそうではないですが、もうちょっと注意を払っても良かったのかなとは思います。

サメの活動が活発になる夕方の時間帯だったことも良くなかったかもしれません。

何年か前に八丈島で素潜りしていて、今回のより大きなイタチザメに遭遇したこともあるのですが、その時は全く殺気を感じず、恐怖も無かったです。
今回のサメは殺気に満ちていたからか、2匹いたからか、とても怖かったです。
正直、サメは好きなので、自分がサメに出会ってこんなに震えるとは思ってもみなかったです。

敬意を持って海と関わっていこうって、あらためて思いました。

佳樹

※6月24日追記
インリーフにカメがいることは珍しくないそうです。

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