アイキャッチ画像むっちーじゅんアポガマ

フリーダイバーむっちーさんとアポガマ&ホーシューで素潜り(沖縄県恩納村)

関東から、フリーダイバーのむっちーさんが遊びに来てくれたので、まじめにフリトレ!…ではなくがっつりファンダイブを楽しみました。
むっちーさんは世界大会への出場経験も豊富な、日本を代表するフリーダーバーのひとりです。
葉山を拠点に活動していますが、今回は奄美大島でのお仕事から与那国島でのお仕事に向かう合間に、沖縄本島に立ち寄ってくれました。

ポイント:アポガマからホーシューまで
日時:6月26日8:20〜10:10
天候:嵐
風:南12m
潮:小潮上げ潮(干潮7:54)
水温:25度
透明度:20〜25m
流れ:北北東

台風のタマゴが沖縄本島北東部にいるおかげで、大雨強風の恩納村。
こんな日に入れそうなポイントといえば、ナカユクイか長浜くらい。
でもナカユクイも長浜も濁ってそうだし、あそこはやっぱり晴れてる日に行きたい。

というわけで、アポガマを偵察。
駐車場というか駐車スペースが半分冠水という初めて見る光景。

風速12m暴風雨が吹き荒れてるし、他のダイバーさんは1人もいない。
ちょっと心が折れそうになりつつも、駐車して海の様子を見に行くことに。

海に降りる獣道ももちろんドロドロ冠水。
でもビーチに出てビックリ!
陸の嵐からは信じられないくらい穏やか。
Hitoikiのアポガマ史上一番凪ていたのでは?
風向きが変わるでも予報でも、風がこれ以上強くなる予報でもなかったので、入ることにしました。

というわけで、早速着替えて、ガマの左側からエントリー。
海に入ってさらにビックリ!
陸はこんなに嵐なのに透明度が良い。

風が浮遊物を流してくれたのでしょうか。
ここまで条件が揃ってると、太陽が出てなかったことだけが悔やまれます。

まずは左の水路を目指します。
いつも通り超巨大なゴマモンガラに遭遇。
普通に逃げてくれるけど、万が一こんなのに噛まれたら大怪我ですね。

水路に出たらリーフエッジを目指して150mくらい沖に向かいます。
ネムリブカを探してみましたが今回も見つからず。

そのままリーフに沿って北に進みます。
アカククリの根を超えて100mほど進むとサンゴが綺麗で魚影が濃い根に行き着きます。
それがこちら↓

ここでしばらく遊んで、また北に向かって泳ぎます。
途中、カメが何匹かいました。

1匹だけあまり逃げないカメがいましたが、ほとんどはすぐに逃げてしまいました。

こんな感じで↓撮り合いなんかをして遊びながらドロップアオフに沿って北に向かいます。

クマノミもいました。
時期的な問題なのかもしれませんが、最近のクマノミは人が近づくとお家から離れてしまいます。
ちょっと前までは近づくとお家に隠れる子が多かった気がするのですが。

こちらはハナミノカサゴです。

暗い洞窟とかトンネルの中とかではミノカサゴとハナミノカサゴの判別が付かないけど、明るいところに居てくれると分かりやすいですね。
たぶん明るいところでハナミノカサゴに出会ったのは初めてです。

そしてカスミチョウチョウウオ。
いつもはもっと中層に何十匹も群れているのですが、今日はこんな感じでした。

そしてそこの時期はキビナゴの群れがキレイですね。
太陽がいないのがちょっとだけ残念。

そんなこんなで、アポガマから700mくらい泳ぎ、ホーシューに到着。
北北東に向かって流れがあったおかげで、比較的楽にホーシューまで来れました。

ホーシューは水面付近50cm〜1mくらいに白っぽい濁りがありましたが、その下は20m以上見えていました。
もちろんお決まりの2階建てトンネルをくぐって遊びます。

上のトンネルは入口水深10m長さ5m出口水深5m、下のトンネルは入口水深20m長さ15m出口水深15mで、今回くぐったのは上のトンネルだけです。

エントリーから1時間半くらい経っていたので、帰る準備をします。
ホーシューのエキジットは、崖を登るちょっとハードな方法とビーチまで300mくらい泳ぐ方法があります。

今回はむっちーさんがスキンウエットだったので迷わずビーチへ。
帰りは流れに逆らって泳ぐので、これはこれでハードでした。

ビーチのインリーフにはギンユゴイの群れとシマハギの群れがいました。

今回はトータルで2kmくらい泳ぎましたが、海が穏やかだったのでそれほど疲れませんでした。
でも陸に上がるとやっぱり暴風雨(笑)
嵐の中を歩いて車に戻ります。

着替えたり機材を洗ったりできる天気ではなかったので、真栄田岬に直行。
真栄田は赤旗でしたがトイレとシャワーだけ借りました。

そしてランチは宜野湾のめぇみちへ。
沖縄の外食はガサツで味がやたら濃いところが多い印象なんですが、このお店はとても丁寧で、味も優しくてオススメです。

その後むっちーさんは空港へ、そして与那国へ。

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